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バンコク日本人現地採用事情 新卒でも高卒でもOK!「日本人であること」の価値が高い国

 2011-11-03
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※本記事は、現地在住の複数の業者、在住の方々にお話を伺った情報を元にしておりますが、分析内容に関しては私の見解も多分に含まれております。この記事を読んで、バンコクが気になった方は、是非一度ご自身の目で確認していただくことをお勧めします。

 さて、ジャカルタの就活事情および現地生活事情はこの辺にして、次の国、タイの首都・バンコクに話はうつります。

 香港やシンガポールの就職の場合「日本人であること」の価値はそれほど高くなく、「どんな職歴を持っており何が出来るか」が重視されます。(日本のキャリア就職と同じですね)

 それに引き替え、以前にご紹介したジャカルタやこのバンコクでは、「日本人であること」の価値が高く、日本人であれば業務経験のない新卒でも受け入れてもらえます。(経験者であれば、学歴が高卒でもOKの場合もあるそうです)

「新卒の仕事っていっても、コールセンターじゃね?」って突っ込みもありますが、必ずしもそればかりではありません。
※バンコク市内には日本のコールセンターがあり、現地で働く日本人が日本からの(主にクレームの)電話を受け付けてます。あなたがかけたその電話も、実はバンコクにつながっているかもしれない…)

 バンコクの求人で一番多いのはやはり製造業。
 職種として一番多いのが技術者なのですが、それ以外に営業の仕事も多いです。

 自社で作っている製品を他の日本企業に売り込む仕事です。

 日本国内だとケイレツといって、「うちの会社の商売相手はトヨタおよびその子会社だけ」みたいなところが多いのですが、バンコクではそんなしがらみ関係なく、需要があるところとはいくらでも取引をします。そのため、新規開拓が必要な場合が多いです。

 その際に必要なのが、日本人の決定権のある担当者との交渉でありコネクション。
 そのために、「日本人の集まり」に参加することが必須であり、一番大切なことが「日本人であること」になるわけです。

 こういうしがらみは、どう見てもクールとは言い難いのですが、このような閉鎖性があるが故に日本人の価値が高くなっているということは否定できません。

 もちろん、こういう「日本人であること」を売りにする仕事だけではなく、今まで培ってきた製造業の技術や、ITの知識、事務処理能力や、広告業界での経験など、様々な「出来ること」を売りにした募集もたくさんあります。(ただし、金融は少ないとのこと。これは金融大募集中のジャカルタとは大きく違うところですね)

 給料的には新卒だと月給は7.5万-9万円くらい。物価水準は(このあとのblogで詳しく公開しますが)日本の1/3と以下(特に家賃が結構安い)いったところなので、それなりの生活は出来ると思います。ただし、セレブとはほど遠そうです。

 ある程度キャリアを積んだ女性の事務職なら、月給15万円くらい。ミドルマネージャクラスなら25万円程度と、このレベルまでくると、ややセレブな生活といえるかもしれません。

 もちろん、バンコクにある多国籍企業で要職を務めており、年収は数千万レベルという人もいて、上を見れば青天井。まあ、そのレベルの人材はこのblog見て転職活動しないと思うので関係ないとは思いますが、バンコクでのし上がっていき、日本にいる以上の給料を稼ぐことも可能というわけです。

 語学としては一番重要なのが「日本語」。
 職歴よりも学歴よりも「きちんとした日本語」が喋れることが必須なので、この辺が危ない人わちゃんと矯正してくださぃ。(←勘でギャル語を使ってみた)

 そして、社内公用語は英語であることが多いので(採用時に英語を重視しない会社であっても)英語が喋れる方が良いでしょう。
 タイ人でも、大学を出たマネジメントクラスはTOEIC900点以上の人材はごろごろいて、彼らといかに上手く協力して仕事をするかでパフォーマンスが大きく変わることと思われるからです。

 タイ語に関しては「タイ語が出来ないから採用されない」ということはほとんどないそうです。まあ、マイナーな言語を使う国の人は(日本人が日本語を使う外人のことが大好きなように)、自国語を使う人のことが大好きなので、現地に入ってから覚えていくといいと思います。

 ちなみに、バンコクの労働者の最低賃金が月1.7万円程度。田舎だと1.2万円程度。
 これと比べれば、日本人の新卒の給料7.5万円がいかに破格かが分かります。「日本人であることの価値」は、非常に高いということがわかりますね。

 まあ、タイ人は暖かい国の人らしく大変働かない人たちで、
バンコクの会社で「不良品を出した奴は居残りで直すように。その間の残業手当は出さない!」って言ったら、その日に速攻誰ひとり働かなくなり、
「働かない奴は帰れ!」って言ったら、全員帰ったそうです。


 そういう人と比べたら、確かに日本人社員は扱いやすいですよね。。(まあ、タイ人の方がグローバルスタンダードに近いと思いますが…)

 なお、社会保障費は非常に安いそうですが、それで受けられる医療のレベルは高くないです。
 そこで、多くの日本人は海外旅行保険などに入り、現地の日本語で受けられる豪華な病院で診断を受けることが多いそうです。その保険料を会社負担してくれるかは、入る会社次第ということで、要交渉になってきますが。

 バンコクには、日本語で診察を受けられる病院がたくさんあり、設備もかなり新しいのでそういう点の不安は少ないとのことです。

 そして、現在なんとか山を越えたと思われる洪水の影響。

 多くの日本企業の工場が水に浸かり操業停止になっていますが、それでも進出している6千社以上の工場のうち、被害が出ているのは数百社レベル。

 被災していない工場は、穴埋めのための増産が続いているし、被災した工場に対する復興需要もこれから多くなるため、就活への影響はプラスもマイナスもあり、何ともいえないところです。
 でも、求人が一気に80%以上減少したリーマン・ショックとは全然違うということで、あまりナーバスになる必要はなさそうです。

 就活事情は、こんな感じ。びっくりするほどいいわけでもないけど、チャレンジする価値はありそうだなというのが私の感想。
 そして次回、バンコクでの生活環境についてお伝えします。

 結局就職ってのは給料を含む仕事のメリット・デメリットと、生活レベルのバランスですからね。


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はてなブックマーク→ このエントリーをはてなブックマークに追加 2011-11-03 | 03.タイ準備編 | トラックバック:(0)件 | コメント:(5)件
コメント:
なんか、その分析間違ってねぇ?
もう少し、自分で調べてみるとか、
調べられないなら、人材派遣会社にでも行って話を
聞いてくると、いいぞ。
2011/11/04(金) 16:42 | URL | 閣下様 #3un.pJ2M[ 編集]
No title
本文は、2011年10月に、複数の現地の人材派遣会社および現地在住の人に話を伺った内容をまとめたものです。

人材会社によって対象とする人材のターゲットが違うので給与水準や採用基準に関しては異なった内容を伺いましたが、その辺を網羅して記事にしております。

今後の記事執筆に生かしていきたいとおもいますので、具体的に、どの辺の分析が間違っているのかご指摘いただけたらと思います。
よろしくお願いします。
2011/11/04(金) 19:03 | URL | もりぞお #-[ 編集]
No title
新卒でも高卒でもOK!「日本人であること」の価値が高い国

そもそも、これが間違ってない?
一体どこの誰に話を聞いたの?

まあ、「このblog見て転職活動しないと思うので関係ないとは思いますが」と自分でも書いているのだから、いいけどね。

2011/11/08(火) 19:40 | URL | 閣下様 #3un.pJ2M[ 編集]
No title
バンコクの大手人材派遣会社の方に伺った話です。
来年一月に再度バンコクに行きますので、内容を確認してきます。
ご指摘いただきましてありがとうございました。
2011/11/08(火) 22:44 | URL | もりぞお #-[ 編集]
No title
ご指摘ありがとうございました。
就活に関係する会社名、個人名は出さない方針ですのでコメントを消去させていただきました。
また、ご指摘の内容を踏まえて、記事の冒頭に「取扱注意」の胸を記載いたしました。

※屋台飯に関しては、確かに氷食って寝込んだ友人がいるのでその旨を追記してます。
2011/11/10(木) 21:13 | URL | もりぞお #-[ 編集]
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Author:もりぞお / 森山たつを


海外就職研究家という変な肩書きを名乗ってます。
 本を書いたり、海外就職に関するセミナーやったり、BBT大学の講師勤めたり、毎日エデュケーションの連載やったりしてます。
あと、J-Cast会社ウォッチで連載してます。
「アジア海外就職」という選択肢

 外資系企業に7年+日系大企業に2年勤めた後、突如会社を辞めてビジネスクラスで1年間世界一周旅行に出る。
 その後、2年間日本で働いた後、またも突如会社を辞めて、現在アジアでの日本人就職について研究・発表を生業にしている。

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