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バンコクの刑務所の日本人無期懲役囚に会いにいってみた アゲイン

 2011-10-15
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バンコクの刑務所に日本人無期懲役囚に会いに行く アゲイン

 もりぞおさんが、2008-9年の世界一周旅行でやり残したことが3つあります。
1.南極に行けなかった
2.ギアナ高地に行けなかった
3.バンコクの刑務所で無期懲役囚に会えなかった

 1,2は何をしたかったかだいたい分かると思いますが、3つめについては説明が必要ですね。
 ネパールのカトマンズの日本式カレー屋に置いてあったノートにこんなことが書いてありました。
「バンコクの刑務所に、日本人の無期懲役囚がいる。
  大変退屈しているから、みんなで会いに行こう!」
 
 どうやら、タイで麻薬関係で捕まり、無期懲役を食らってしまい、投獄されているようです。そして、タイの刑務所は、別に親族縁者ではなくても面会ができてしまうため、彼らに会って話し相手になってあげよう。彼らもそれを望んでいる。ということみたいです。
 
 当時世界一周を謳歌し、最後の国、タイで日常へ戻るリハビリをしようとしていた私としては、最後の最後で、究極の不自由を強制されている人たちに会うのは(悪趣味とはいえ)大変意義深いと思い、とりあえず行ってみたわけです。
 
 が、刑務所まで行ったのに、当日はタイの祝日で面会はなしよ。
 日程的にバンコクにいるのはたったの1日だったので無期懲役囚との面会は幻に終わりました。
 
 日本に帰ってきて、彼らについて少し調べてみると、ノートに書いてあったことよりも、もう少しハードであったことが分かりました。

 現在、刑務所に入っている日本人は8人。(そのうち面会を望んで名前をネット上で公開することを許可している人は6人)
 その中の数名は、高齢かつ病気を患っているのですが、検査費用はおろか薬代も払えないため非常に苦しんでいる。
 
 タイの刑務所では、生きていくために最低限の(馬の餌のような)食事は出るのですが、それ以外は自分で費用負担をしなくてはなりません。
 カップラーメンのような食事も、病院の検査費用も、薬代も。
 
 通常、家族などから仕送りの金が送られてくることが多いのですが、刑期が何十年となると、親族が亡くなったりしてその仕送りも途絶えてしまう。そうなると、天涯孤独の中、生きていくために最低限の餌のみで生きていくしかないわけです。
 
 諸外国には「受刑者ローン」なるものがあって、受刑者に定期的に金を貸し、出所後それを返済するという仕組みがあるらしいのですが、日本にはなし。
 もちろん、日本大使館がお金を貸したりしてくれるわけもないわけで、国には何も頼れない状態なわけです。
 
 そもそも、麻薬犯といっても、タイの田舎の方では大麻なんてやり放題なわけで、日本の高速道路でスピード違反で捕まるくらいの感はあります。もっというと、報奨金目当てに観光客の鞄の中に麻薬を入れ警察に通報するような輩もいます。
 今はいっている人たちが、そういう被害者なのかは分かりませんが、無期(もしくは数十年)の懲役は過酷です。
 
 また、恩赦といって、極まれに刑期が短くなるチャンスがあるのですが、日本大使館が積極的に動かないため、恩赦が日本人に回ってくるのが遅いという問題もあるようです。

 さらに、裁判は非常にスピーディーに行われ、判決が降りると覆ることは一切ないため、かなり早い段階から弁護士をつけないと、たとええん罪であっても、有罪になってしまう可能性が高いわけです。
 一般的に、どの国でも、外国人容疑者に対する仕打ちは厳しいものです。
 
 ただ、こんな過酷な状況の中でも、明るく情報を発信している人もいます。
「珍宝さん」という方は、獄中から定期的に、バンコクの日本人向けフリーペーパーに記事を書いており、その内容は下ネタばかりです。
 ちなみに、彼は先日恩赦が適用され、釈放されて日本に帰国したそうです。
 
 で、国際的である上に、道義的にもいろいろ難しいことがある問題であるコレ。
 もりぞおさんが考察するには(情報も足りないし)ちょっと手に余る感じです。
 なので、とりあえず、懲役囚の人に会って、食べ物とか日本の本とかを差し入れしてこよう!というのが今回な企画なわけです。
 
 日本から家にあったいらない本(もりぞおさんは、本をほとんどスキャンしてしまったため、未読の本はあまり残ってない)とバンコクのセブンイレブンで買ったカップうどんとかかっぱえびせんをもって、チャオプラヤ川を上り、着いたところが、バンクワン中央刑務所
 
aP1010612.jpg
 
 正門は普通の役所と変わらないですが、柵の向こうに見える建物は見るからにプリズン
 
aP1010621.jpg
 
 ここで、係員に話して、面会のための書類を書きます。
(なお、刑務所への行き方や、手続きの方法などはここのHPに詳しく書いてあります)

 刑務所の横には、面会者用の待合スペースがあります。
 
aP1010623.jpg
 
 食べ物やがあり、ベンチがあり、みんなが楽しそうにお弁当を食べたりしています。
 刑務所の面会だからといって、必ずしも悲壮感が漂うわけではないのがこの国のお国柄なのかもしれません。
 
 1時間以上待たされて、刑務所の中に入れることになりました。
 持って行った本の検閲があるのですが、須藤元気がチェ・ゲバラと同じルートで旅をした旅行記「レボリューション」ははじかれました。。
 まあ、キューバの国旗とか、ゲバラの肖像画とかがバンバン載ってるからなあ。。
 
 また、刑務所の中は短パンNGらしく、ズボンの上から作業着みたいなのを着せられます。
 
 面会室に行くと、たくさんの人たちが面会をしています。
 面会席には電話機が置いてあり、席の向こうはガラス。
 ガラスの向こうに2mほど空間があり、その向こうには同様の面会席が。
 つまり、2枚のガラスと2mの空間を隔てて、電話で話をするわけです。
 
 周りを見渡すと、いろんな人たちがいます。
 父親が捕まり、母親と子供で面会をしている人。
 恋人同士なのか、捕まった黒人男性と面会のタイ人女性が英語で話をしています。
 また、差し入れの受付所には大量の物品が検疫中です。
 
 周りの受刑囚の人たちの顔にはそれほどの悲壮感はありませんでした。
 来てくれた人への精一杯のお礼のために、無理矢理作っているものかもしれませんが、笑顔であれやこれや話をしています。
 
 面会に来ている人たちの顔にもそれほどの悲壮感はありませんでした。
 楽しそうに話をし、子供たちは途中で飽きて、刑務所内をうろうろしています。
 
 そういうものか・・刑務所に入った人たちの気持ちなんてこれっぽちも分からないなあ。。と思いながら、日本人の受刑者がくるのをぼーっと待つもりぞおさん。
 
 結局、日本人受刑者の人は出てきませんでした。

 
 のんきな観光客なんかと会いたくなかったのかもしれません。病気が重くて外に出る体力なんてなかったのかもしれません。単に刑務所の係員がミスったのかもしれません。
 
 なんども係員に「出てこないんですけどー」と言ったのですが、「今電話した。」としか言ってこないので、真相は全く分かりません。
 とりあえず、理由が3つめであると勝手に決めつけて、係員に切れようと思ったのですが、下手に騒ぎを起こしてそのまま収監されたらたまったもんじゃありません。(この国で、外国人に対してまともな法律が適用されるとは思えません。。)
 
 とりあえず、腹いせに、持ってきた差し入れを「おまえにやるよ!」と係員に渡して帰ってきました。
 
 この旅で、また宿題が一つ残ってしまいました。
 しかし、この受刑者に会いに行くという宿題はクリアすべきものなのでしょうか?
 受刑者の人にとっていいことなのか。自分にとって学ぶべき何かがあるものなのか。
 三度目のトライをすべきか、ちと悩んでいます。
 
 
関連記事
はてなブックマーク→ このエントリーをはてなブックマークに追加 2011-10-15 | 03.タイ準備編 | トラックバック:(0)件 | コメント:(5)件
コメント:
No title
あー、また会えなかったんだ
2011/10/16(日) 07:51 | URL | K助 #-[ 編集]
No title
刑務所の中に入ったので、一歩前進!
あと一歩!
なんですが、再チャレンジするほどのことなのか、自分でも答えがでない。。
2011/10/16(日) 08:06 | URL | もりぞお #-[ 編集]
No title
素晴らしい行動力に脱帽。。。。
どうして会えなかったのか、気になりますね。。。。
2011/10/17(月) 11:54 | URL | Energia #-[ 編集]
No title
映画がお好きなようですね。

they live ゼイリブ

おすすめです。
2011/10/17(月) 19:31 | URL | たろう #-[ 編集]
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このコメントは管理人のみ閲覧できます
2012/11/19(月) 21:34 | | #[ 編集]
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もりぞお / 森山たつを

Author:もりぞお / 森山たつを


海外就職研究家という変な肩書きを名乗ってます。
 本を書いたり、海外就職に関するセミナーやったり、BBT大学の講師勤めたり、毎日エデュケーションの連載やったりしてます。
あと、J-Cast会社ウォッチで連載してます。
「アジア海外就職」という選択肢

 外資系企業に7年+日系大企業に2年勤めた後、突如会社を辞めてビジネスクラスで1年間世界一周旅行に出る。
 その後、2年間日本で働いた後、またも突如会社を辞めて、現在アジアでの日本人就職について研究・発表を生業にしている。

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 ちなみに、この似顔絵は「海猿」「ブラックジャックによろしく」でおなじみ、漫画家の佐藤秀峰さんに描いて頂きました。

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