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新卒に海外就職は可能なのか?というご質問にお答えします

 2012-07-27
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ここんとこ、宣伝混じりの更新が多く、お騒がせしました。
これからしばらくは通常モードに戻り、淡々と海外就職の情報をお話しいたします。

今回は、twitterなどでよくもらう質問、「新卒でアジア海外就職は可能なのか?」についてお答えします。

結論から言うと、私の見解として、
「新卒で、アジア海外就職をするのは、原則としておすすめできない」
です。
この理由と、海外志向がある学生はどんな道を目指せばいいかをお伝えします。

まずは、3つの理由です。
第一に、新卒でビザの発給がされる国が限られているです。

アジアの多くの国で、ビザ発給の際に「これから就く役職に関係する業務経験があること」という条件があります。
現実問題、この要件は厳密に適用されているとは言いがたく、就職する会社の規模や、政府側の担当者のさじ加減でビザがおりたりおりなかったりするのですが、現地の人材エージェントの話だと、2012年6月現在、新卒でもビザがおりる可能性が高いのは、タイ、インドネシアくらいです。(インドネシアも人材会社によってはNGと言っているところもあります)

少し前までは、中国も可能だったのですが、最近上海、北京、深センなどの大都市では厳しくなっているようです。

また、コールセンター(日本からかかってくる電話をバンコクなどで受け答えする仕事)に関しては、新卒でもビザがおりる国はありますが、この職種は給料が安い上、キャリアアップが難しいため、個人的にはあまりおすすめしてません。

第二に、企業が求めているのが、日本での業務経験だからです

アジア海外就職の求人の多くが、日系企業もしくは、外資(orローカル)企業の日系企業担当者です。
そして、このような職種に企業が求めているのが「日本人的ビジネスマナーを守った振る舞いができること」です。
微妙な敬語の言い回しや、飲みの席でのマナー、空気を読むこと、など、(日本語が話せる)外国人にも習得が難しい部分を求められます。

日本の会社に数年いれば身につくことですが、会社員経験がないと難しい部分があります。

第三に、出来ることが少ないのは現実的に厳しいからです。

アジア海外就職の初任給は、若手で大体10万円から18万円くらい。日本の初任給と同等かそれより低いですが、現地のスタッフからみたら非常に高い額です。(なにせ物価は日本の1/2-1/4)
当然、その額に見合った成果を出さないと、「あいつ、たくさん金もらっているのにアレかよ…」という話になってしまいます。

また、海外の企業では社員に研修をしたり仕事を1から教えたりすることは、日本の新卒採用と比べたら少ないです。自分が自信を持ってできる仕事がない状態で、全ての業務を手探りで覚えるのは困難です。

さらに、日本で新卒で入った人もこの時期(8月)になると、色々なストレスがたまり、現状に疑問を抱いたり、辞めたくなったりと、精神的に不安定になる人が多いです。
日本で就職をした場合、日常生活はほぼ変わらず、仕事の部分だけが変わっただけでこうなのです。海外で働くということは、仕事面のストレスだけでなく、生活面でも環境の大きな変化を伴うわけで、ストレスはさらに大きくなるのです。

と、3点ネガティブな事を言いましたが、じゃあ、海外で働きたいと思っている学生はどうすればいいのでしょうか?

ひとつは、学生のうちに語学を磨き、行きたい国に行く、出来たら留学やインターン、ワーキングホリデーをしてみるということです。
あらかじめ言葉を覚えておけば、いざ海外で生活し始めるときのストレスは少なくなります。
留学等で海外での生活に慣れていれば、さらにそのストレスは軽減されます。
インターン、ワーホリは、本人の心がけ次第ですが、しっかりとした業務経験を積むことができます。(もちろん、ただのホリデーになってしまう可能性もありますが…)

もうひとつは、日本で海外に進出している会社に就職することです。
日本の企業の中にはまだまだ社員が海外に行くのを拒んで困っている会社がたくさんあります。
そんな会社の面接で、海外で働きたいことをアピールすると、採用可能性は高まると思います。

企業を探す際に、例えば自動車関係の仕事に就きたければ、トヨタ、日産、ホンダなどのだれでも知っている企業は除外します。(受けるのは自由ですが、競争率は高いので採用される可能性は高くないです)

それ以外に、自動車産業には部品を作っているメーカーがごまんとあり、それぞれの企業が世界各国で工場を出しています。そんな自動車部品メーカーの事を本やHPで研究し、企業の進出先や業務内容に合わせて、「私はこの国でこの様な仕事をやりたい」とアピールすれば、それなりの確率で採用に至れるのではないでしょうか。その動機の裏付けとして、上記の語学学習やインターン経験などがあればさらに確率は高まります。


この様なことを言ってきましたが、私は新卒で直接海外で就職をし、その後きちんと業務経験を積み、その国でキャリアアップしている人を複数知っています。結局の所、自分次第で、道を切り拓いていくのは自分なので、自信のある人、リスクをとってでもやってみたい人は、是非チャレンジしてもらいたいと思います。
また、最初、タイのコールセンターで働き、必死でタイ語を覚え、現地の日系企業にキャリアアップした人の事例を本に書いています。

日本で就職できないから海外で…という心づもりなら賛成出来ませんが、明確な動機や準備があるなら、おすすめです。

なお、この内容を踏まえて、7/29(日)13:00-15:00 新宿の就トモCafeで無料のイベントをやります。

「世界で働く」って選択肢を考えてみよう!
いちおう、大学生の方優先ですが、社会人1,2年生の方も楽しめる内容だと思いますので、是非いらしてください。

また、本のタイトルを「海外転職読本」にしたのもこの記事な理由があるからです。
ただ、2012年現在のアジアの現状や、将来の転職を見据えてキャリアを考えることは大切ですので、ご興味があれば、学生の皆様にもご一読いただけると嬉しいです。

アジア転職読本アジア転職読本
(2012/07/20)
森山 たつを

商品詳細を見る


※当面、本blogは、毎週土曜夜八時に更新します!

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はてなブックマーク→ このエントリーをはてなブックマークに追加 2012-07-27 | 99.海外就職あれこれ | トラックバック:(0)件 | コメント:(1)件

「君はこんなにワクワクする世界を見ずに死ねるか」を読んで、自分の立ち位置を再確認した

 2012-07-23
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 田村耕太郎さんの著書「君はこんなにワクワクする世界を見ずに死ねるか」。

君は、こんなワクワクする世界を見ずに死ねるか!?君は、こんなワクワクする世界を見ずに死ねるか!?
(2012/06/28)
田村 耕太郎

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 現在、3刷りも売り切れで大変らしいのですが、私はタイトルだけでワクワクして初版本をほぼ発売日に買いました。

 まず、スゴイのが第一章のワクワクさせっぷり。
 アメリカでの魅力的な友人、インドのカオスな街と人、シンガポールのエネルギー、たたみかけるように、次々と、硬軟織り交ぜて投げつけられるワクワクする世界。

 田村さんの足下にも及ばないレベルですが、私も世界50カ国を渡り歩いて、多くの人に会い、ワクワクしてきた身として、その頃を思い出したり、まだ見ぬ土地に思いを馳せたりして、夢中で読み進めてしまいました。

 そして、続く、第二章のインタビューで出る人々の魅力。
 それぞれがそれぞれのポリシーを持って、既存のレールなんて無視して世界で活躍している様子は楽しくて仕方がありません。

 しかし、次の留学指南のところでテンションはすこし下がります。留学中に得られるものは魅力的であり、留学の先に待っている世界はこの上なくエキサイティングです。
 しかし、その留学に赴くまでのハードルは高く、英語力などの努力が必要な事はもちろん、一般家庭では捻出出来そうもない高額な費用も誠実に書かれています。

 この誠実さが、田村さんの優しさなのだと思います。本の勢いを重視するなら、その高いハードルを意識させない書き方もできたはずです。しかし、実際にチャレンジする人のためにはそのハードルの高さの情報こそが必要なものなのです。

 私も「アジア転職読本」なんて本を書いて、海外で働く事の魅力を書いています。その際に気をつけていることが、いいことばかりに偏らないように書くことです。

 欧米よりハードルが低いとはいえ、アジアで働くためには語学学習も必要ですし、身体的、肉体的ストレスも多くかかります。
 給料の絶対額も、初任給に近い人であればともかく、ある程度キャリアを積んだ人であれば下がることが多いです。

 そこで、私のポリシーとして、自分が直接人材を企業に紹介してフィーをもらうのは辞めるようにしています。そうすると、多くの人を企業に押し込むことによって利益が上がるようになり、魅力だけを伝えることにインセンティブが働いてしまうからです。

 そもそも、私は全ての人が海外で働くべきだとは思っていません。ただ、多くの人に海外就職という選択肢を知って欲しいと思っています。私はそのために、本を書いたりblogを書いたりしています。

 いじめを受けている小中学生の一番辛いのは、その小さな世界が全てだと思い、その小さな世界で否定されていることが、自分を取り囲む全てに否定されているのだと勘違いしてしまうことです。
 こういう人は、塾などの別の世界に所属することで救われることが多々あります。

 同様に「仕事が辛いなあ。でも、これを辞めたら他に働き場はないよなあ…」という人には、是非、日本以外で働くという選択肢を知ってもらいたいと思います。例え、現時点では色々な制約があり挑戦できなくても、努力すれば、リスクをとれば、時が来れば挑戦出来るレベルの選択肢があるということを知るだけで、追い込まれた気持ちは、少しは解放されるんじゃないかと思います。

 そして、さらに一歩進んでリスクをとって海外に踏み出すべきかを考える人たちのために、より深く海外就職を知る場を設けようとしています。海外で働く人たちに質問できるオンラインコミュニティや、詳しい内容を直接お話しするセミナーがそれです。

 田村さんの本書でも、国境を超えた先にあるワクワクする世界を伝えることで、多くの人の気持ちを解放してくれます。そして、実際に足を踏み出そうという人たちのために誠実に現実的な情報を伝えてくれます。

 そして、最後に、日本の素晴らしさと、その日本を支えるための人材になってくれというメッセージがあります。国境によるハードルが下がっている今、そして今より下がっていくであろう未来に必要なのは、海外で働いた経験を持っている人材なのだと。

 きっと、日本で実直に働いてきた人たちが、海外で働いた人の仲介を経て、外国人と協業していくことで、新しいモノや豊かさを生み出していく。そんな未来こそが、タイトルにある「ワクワクする世界」なのかもしれません。

 本書は、なんとなく、日常に閉塞感を持っている人に、坂の上のワクワクする雲を見せてくれます。そして、その雲にたどり着こうとする人に、精一杯のエールと実例とハードルを見せてくれます。

 何か新しい事を知りたい、新しい事をやりたい全ての日本人の人に、おすすめです。

君は、こんなワクワクする世界を見ずに死ねるか!?君は、こんなワクワクする世界を見ずに死ねるか!?
(2012/06/28)
田村 耕太郎

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(2012/07/20)
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はてなブックマーク→ このエントリーをはてなブックマークに追加 2012-07-23 | 99.海外就職あれこれ | トラックバック:(0)件 | コメント:(1)件

【アジア転職読本発売記念】国境の壁が低くなった21世紀に、「アグレッシブな草食系の生き方」という選択肢を

 2012-07-21
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二冊目の著書「アジア転職読本」発売しました!
7/20(金)より、全国の本屋さんに並んでいます!



写真は、紀伊國屋二子玉川の写真ですが、なんか凄いところに置かれている気がする。。
前著と違って、多くの書店の目立つところに置いていただいてるので、コレで売れなきゃ自分のせいだな-と、戦々恐々です。。

内容は、アジアで働くってことの魅力と心構え、アジア各国の経済状況と日本人の住みやすさの分析、海外就職をするに当たっての具体的にやることリスト、そして、アジア7カ国の現地エージェント監修の最新就職事情と大判の本255pにみっちり詰め込みました。

就活を考えてる人にも、海外就職という存在に興味を持ってるだけの人にも、アジアの産業の実態の一側面を知りたいという人にもおすすめできる内容になってます。

ご購入頂いた方、感想をtweetとかしてくれた方に特典も付けてるので、是非ご覧下さい。
「アジア転職読本」を発売します!発売キャンペーンのお知らせ

そして、内容の一部、あとがきも公開しました。
はじめに、とあわせて、ご一読頂けたらと思います。

あとがき
国境の壁が低くなった21世紀に、「アグレッシブな草食系の生き方」という選択肢を


フィリピンの英語学校で働き、フィリピンと日本を月に二往復している友人と東京で話していた時、こんな事を言っていました。
「セブから東京へ飛行機で移動するより、東京から大阪まで深夜バスで移動する方がキツイんだよね……」

国境によって阻まれるものは日に日に少なくなっています。特に、我々先進国の人にとっては。
お金と情報はネットを通じて、一瞬にして国境を越えます。
日本の本社からの生産指示は、一瞬にして世界各国の工場に伝わり、工場は詳細な生産計画を立てはじめます。

日本国内のパソコンでECサイトの購入ボタンを押した5秒後に、決済データがアメリカに飛ぶなんて事は、もはや日常に溶け込んでいます。
モノの輸送も非常に容易になっており、ヤマト運輸は2012年度中にアジア向けの宅急便を翌日配送可能にするサービスを開始します。

経営資源の4大要素は「人、モノ、金、情報」です。
21世紀の今、金と情報に国境はほとんどなくなり、モノに関しても壁はどんどん低くなりつつあるわけです。

最後に残る「人」はどうなっていくのでしょうか?
生まれ育った国や土地で一生を過ごす事を是とする生き方もあるでしょう。しかし、これだけ国境のハードルが下がった時代ですから、必要に応じて、場所を移っていく生き方もあると思います。

これは、昨今はじまったばかりの生き方ではありません。例えば、中央アジアで牧畜を生業として暮らしていた人たちは、草のあるところを探して家畜を連れて行き、家畜が移動先の草を食べ尽くしたら、また別の場所に移動するという生活をしていました(遊牧民=「ノマド」なんて呼ばれていますね)。

こうやって、馬によって移動する能力を高めたこの民族(ノマド)は、チンギス・ハンに率いられ、ユーラシア大陸の大半を収める、巨大なモンゴル帝国を築き上げました。

現在、モノ、金、情報が自由に移動する事により、先進国は日に日に貧しくなっており、そのぶん新興国が豊かになっています。
まるで、20世紀に豊かな草原であった場所に生えていた草がほとんど食べつくされ、今までまったく注目されていなかった土地に草が茂りはじめているように。

それならば、今草が豊かに生い茂っているところに移動して、そこで生活するという選択肢もあるのではないでしょうか?
幸いなことに、円の価値は未だに高く、LCCの急速な発展により、移動はより安く容易になり、日本以外の場所で我々を受け入れてくれる会社もたくさんあります。

日々少なくなる草を見ながら、悲しい気持ちで生きていくよりも、より多くの草がある所に移動していく。そんなアグレッシブな草食系の生き方。

本書では、そんな生き方を検討できるように、私が足を運んで、身体的に体験したことから紡ぎ出した情報と、具体的な行動指針を詰め込んでいます。
この本を読んで、実際に豊かな草原に足を運んで、新しい生活を試みる人が出てきたら幸いです。




アジア転職読本アジア転職読本
(2012/07/20)
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はてなブックマーク→ このエントリーをはてなブックマークに追加 2012-07-21 | 99.海外就職あれこれ | トラックバック:(0)件 | コメント:(0)件

 2012-07-19
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サムライバックパッカー
新刊「ヤバオモ」バカ売れ中!の
太田英基さんとトークライブをやります!

7/27(土)入場料たったの1000円!
1ドリンク付き!
詳しい内容&お申し込みは、こちら!

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選択肢が多い国に生まれた人たちのための、海外就職という選択肢のススメ【完全版】

 2012-07-17
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もりぞおさん2冊目の著書、「アジア転職読本」7/20(金)発売!
そして、新宿紀伊國屋本店では、既にフライングで並んでました!



3階、エレベーター降りて右側の奥、19就職活動のコーナーです!レッツ、フライングゲット!

で、昨日togatterで発表した、「アジア転職読本」まえがきですが、twitterの文字制限やらでかなり省略してます。
ので、コチラに、完全版を公開します。


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(2012/07/20)
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「日本は駄目だ。理由は……」

というのが、こういった海外を題材とした書籍の決まり文句だと思いますが、本書ではあえて、日本に生まれてよかったねという事を書いてみます。

自由の国、アメリカでは国民皆保険がないため、保険に入っていない人はまともな医療が受けられません。無保険者は4000万人以上おり、失業したらだれもが無保険者に転落する可能性があります。

それに比べて日本は、国民全員が無審査で国民健康保険に入る事ができます。そして、実際にかかる医療費の3割負担で診療を受けられますし、高額な医療費がかかった場合は国が負担してくれます。

労働者に優しい国々、南欧では労働者の解雇が困難なため、若年者の新規雇用が極端に少なくなっています。スペインやギリシャの若年者の失業率は50%を超えるとも言われています。これらの国では、基本的にコネがないと就職するのは困難です。

それに比べて日本は、基本的に同じ事が起こっていますが、統計の取り方の違いがあるにしろ、失業率は全体で約4%。若年者の失業率も10%程度です。コネがなくても企業は出願を受け付けてくれますし、内定もくれます。

幸せの国、ブータンでは、国民総幸福量(GNH)を掲げて全ての国民の幸福を目指していますが、同時に「国家統合政策」というネパール系の国民を排斥する政策を掲げており、一部地域ではそれに反発する大規模なデモが起こっています。

それに比べて日本は、少なくとも国家主導の民族差別は行われておらず、信教の自由をはじめとした基本的人権は守られています。

革命の国、キューバでは、国民は貧しく、自由に旅行をする事もできません。働いても働かなくても得られる給料の額は変わらず、そんな社会に嫌気がさしても、外国に行くビザが発給される事はほとんどなく、他の国で働くためには亡命を企てる人がたくさんいます。

それに比べて日本は、世界中どこにでも行けるパスポートを約1万円で手に入れられ、多くの国にビザなしで渡航でき、海外で働くためのビザも比較的容易にとる事が可能です。
どこの国に行っても、いい事もあるし、悪い事もあるようです。

日本で上手くいってない人に対し、このような、他国の悪いところの実例を出して、「こんなに幸せな国に生まれたのに、外国に出て行くとは何事だ! この国で通用しない奴が外国で通じるはずがない!」という人もいます。

私はそうとも思いません。日本で上手くいかなくても、環境を変えたら見違えるように実力を発揮する人はたくさんいます。「幸せな国」から出る事で幸せになる人もいるのです。

私が日本人として生まれて一番よかったと思うのが、選択肢が多い事です。

図書館に行ったり、ネットを覗いたりすれば、世界中の情報に母国語でアクセスできる豊富な情報量。世界中のほとんどの国に、ビザなしでいけるパスポート。バイトでも一生懸命働けば、どの国へ行く航空券でもその賃金で購入できる経済力。

さらに、より一層の情報やチャンスにアクセスするのに必要な語学力を身につけるために、色々な企業が至れり尽くせりのメニューを用意してくれているし、多くの会社はなんの実績もない若者を雇い、時間と金をかけて一生懸命仕事の仕方を教えてくれます。

何かをする時にどうしようもなく立ちふさがる壁は低く、自分を成長させるチャンスはたくさん与えられる。この両方をバランスよく提供してもらっているのが我々日本人であり、この事は他の多くの貧しい国に生まれた人よりも、様々な状況においてのスタートラインが、非常に上位に位置している事を意味します。それゆえに、人生において選べる選択肢が多いのです。

とはいえ、日本の社会はいい社会であると手放しで賞賛できるかというとそんな事はありません。上記の「壁」の高さは上昇傾向にあり、「チャンス」は減少傾向にあります。そして、経済状況に関しては、今後、輝かしい未来が待っているとはとても言えません。
高齢化により消費は縮小し、年金の国庫負担や医療費の増加により徴収される税金は増大していきます。日本市場の縮小と新興国市場の拡大により工場は海外に移り、グローバリゼーションの拡大とともに移転可能な仕事は次々と賃金の安い国に移ります。

そんな中で、我々日本人は何をすればいいのか。
例えば、自分たちが手にしている有利な状況を最大限活用して、よりチャンスの多いところに移ったらどうでしょうか?

世界の色々な国の情報を手に入れ、その情報を踏まえて色々な国を訪れてみる。日本の企業でスキルを身につけ、自力で語学力も身につける。
そして、日本企業の国外進出に伴って、世界屈指の強さを持つパスポートを持って自分も外国に出て働いてみる。
実際のところ、そういった選択肢も、我々は簡単に選ぶ事ができるのです。

海外就職は、あくまでも選択肢のひとつです。

日本の企業に滅私奉公して、家族のように寄り添う事で幸せに生活できる人も、その村社会についていけず不幸せになる人もいます。
自分が好きな事に邁進して、経済力よりも自由を謳歌し、貧しくも幸せに生活できる人も、夢破れて不幸せになる人もいます。

どの選択肢を選んでも、幸せになれる希望もあれば、不幸になるリスクもあります。
まずは、自分がなにができるのか、その選択肢を知る事。そして、それぞれのよい点と悪い点を調べて、自分で選択する事。

大切なのは、自分で調べて、考えて、選択する事です。

本書では、今まで多くの人がこれまで考えもしなかったであろう「アジア海外就職」という選択肢についての情報を解説しています。ポジティブな事も、ネガティブな事も書いているつもりです。

自分にとって、アジア海外就職は、取り得る選択肢なのかを考えるきっかけにしてくれたらと思います。そして、その選択肢にチャレンジしてみようとする人を、心から応援します。

おまけ
7/17(水)は仕事や飲みの関係で新宿にいる時間が長いので、紀伊國屋で本を買ってくれた方で、私のサインが欲しいなどと言う奇特な方がいらっしゃったら、サインにオリジナルもりぞおシールをプレゼントします。

時間は、12:30-15:00と、19:00-22:00ごろ。
場所は、リアルタイムでtweetしますが、基本、新宿紀伊國屋本店の側の喫茶店か飲み屋にいます!

ミーティングしてたり飲んでたりするので、お話しは出来ないかもしれませんが、できる限りの事はしますのでよろしければ是非。


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(2012/07/20)
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著者近景

もりぞお / 森山たつを

Author:もりぞお / 森山たつを


海外就職研究家という変な肩書きを名乗ってます。
 本を書いたり、海外就職に関するセミナーやったり、BBT大学の講師勤めたり、毎日エデュケーションの連載やったりしてます。
あと、J-Cast会社ウォッチで連載してます。
「アジア海外就職」という選択肢

 外資系企業に7年+日系大企業に2年勤めた後、突如会社を辞めてビジネスクラスで1年間世界一周旅行に出る。
 その後、2年間日本で働いた後、またも突如会社を辞めて、現在アジアでの日本人就職について研究・発表を生業にしている。

詳細なプロフィールはコチラ

 ちなみに、この似顔絵は「海猿」「ブラックジャックによろしく」でおなじみ、漫画家の佐藤秀峰さんに描いて頂きました。

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