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シンガポール就職活動その2 シンガポールの会社が求める人材と給料編

 2012-02-05
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 シンガポールの日本人人材の求人ですが、業種は多岐にわたっています。製造業、IT、商社、金融、物流から、飲食業のマネージャーまで。職種としてもルート営業から、技術者、カスタマーサービスや翻訳やアシスタント的な役割まで多種多様。自分が持っているスキルを生かせる職場を見つけることが出来る可能性は沢山あります。

 しかし、そのような選択肢の広さと同時に、求められるレベルが高いのもシンガポールの特徴です。

 まず、英語が出来ないということは問題外。
 
 公用語が英語の国なので当然といえば当然ですが、エージェントも企業も、ビジネスとして英語が使えるレベルがないと厳しいということを言っています。もちろん、他国と同様、日本人として日本語でコミュニケーションする能力を求められますので、英語が喋れるだけでは駄目です。ちなみに、シンガポール国内では北京語も多く話されていますが、北京語を重視される就職先は少ないようです。
 
 そして、即戦力としてのスキルも求められます。
  香港や深センよりも即戦力ということに重きを置いているのがシンガポールだという印象を受けました。
 
  総じて3年以上の日本での実務経験を求められ、基本的に日本で経験のある職種に関連したポストに就くことになります。新卒の採用はゼロではないですが、非常にレアケースで、新人研修のようなシステムもないため就業後も非常に困難であるとのことでした。
 
  一般的に、事務や翻訳をするようなアシスタント的な役割をする人と、会社の業務にあった高度な技術を持っている人に対する募集が多く、中レベルの技術者は募集が少ない傾向があるというように感じました。
 また、学歴社会でもあり、大学を出ていないとビザが発給されにくいという現実もあります。
 ビザに関しては制度がころころ変わるので何とも言えませんが、2012年1月から発給が厳しくなったように、基本厳しくなる傾向があります。ただ、高卒でも発給されたことがあるとの事なので、ホント、ケースバイケースです。
 
 企業の資本で分けると、日系企業の方が多いですが、外資系企業からの募集もそれなりに多いようです。ただし、外資系企業の方が求めるスキルレベル、英語レベルも高く、その分給料も高く設定されている傾向があります。

 また、一般的に求人は翌月から働けるような人を求めており、1,2週間で決めることが多いです。この辺は、香港とか深センと同じですね。

 シンガポールでの給与水準は、日本で正社員としてキャリアを積んで来た人に取っては水準は低いですが、香港や深センよりは上です。

 次の話で説明する物価の順番も同じなので生活レベルという点ではなんともいえませんが、実際、私が一番高額のオファーをいただいたのはシンガポールです。

 一般的に、営業やアシスタントの仕事は、月給3000-3500シンガポールドル(18万円から21万円)の募集が多く、キャリアを積んだサブマネージャクラスや技術者は3500-4500シンガポールドル(21万円から27万円)くらいの募集が多いです。

 マネージャー職や会社が求めている技術が希少なものだった場合には、8000-10000シンガポールドル (48万円-60万円)くらいの高い給料を提示されることもあります。

 多くの企業において、12月に業績に応じたボーナスが支払われます。一部企業では日本の様に6月と12月の2回支払われる場合もあります。交通費や住宅手当は出ない場合が多いです。
 残業手当に関しても、法律で一定以下の月給の社員に残業手当を払う義務は定められているのですが、一般的な日本人がもらう月給の場合はその対象外になります。従って、普通残業手当は出ないのですが、一部良心的な企業は払ってくれる場合もあります。
 残業の量はもちろん会社によってバラバラですが、一般的に普段は提示終了、忙しいときには夜八時くらいまで残業なんてところが多いようです。無理言って7時くらいに面接をしていただいたときには社内に他に誰もいませんでした。

 また、現地採用社員の給与の上昇ですが、会社によって違いますが上昇スキームはあるようです。
 きちんと制度として決められている会社もあれば、社長の一存で上がっていく会社もあり多種多様です。そして、一番の昇給のチャンスはやはり、転職。
 シンガポールでは、ビジネス向けのSNS、Linked Inが多くのビジネスパーソンに使われており、これによってヘッドハンティングがかかることが多いそうです。
 
  日本人として現地で長く働いている人は高い評価を受け、外資系企業から高額のオファーが来る傾向があるそうです。そして、年齢・国籍は関係なく、経験と持っている技術によって採用されるとのことでした。先進的で効率を重んじるシンガポールらしいですね。 

 
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シンガポール就職活動その3 シンガポールの物価とルールだらけの生活編

 2012-02-09
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シンガポールの物価は東京のそれに対して安いのですが、ことにコンビニの物価だけをみると以外と高いということが分かります。

 ただ、これはコンビニにのみ言えることで、例えばコーラの500mlペットボトルの場合、コンビニで買うと2.6シンガポールドル(156円)なのに対し、すぐ隣にあるスーパーでは1シンガポールドル(60円)くらいで買えます。
 もちろん、日本を始め多くの国でコンビニの物価は割高なのですが、シンガポールはその値段の差が極端です。

 値段の差が極端なのは、これに限るものではなく、例えば交通費。
 地下鉄は初乗り1シンガポールドル(60円)、タクシーは初乗り2.8シンガポールドル(168円)と東京より遙かに安いです。
  しかし、現地に住んで車を買うとなると、ナンバープレートを入手するだけで何百万円もかかったりします。それでも、車を購入する人が後を絶たないのも凄いですが、何が言いたいかというと、金持ちが高い金を払って贅沢な暮らしも出来れば、そうでない人が頭を使ってリーズナブルな生活も出来るということです。
 
  外食にしてもそうで、シンガポール名物チキンライスなどはホーカーズ(フードコート)で食べると一食たったの2-3シンガポールドル(120-150円)ですが、日本と同じくらいの値段のレストランもわんさかあります。
  政策的にそうしているのか、自然と棲み分けが出来るように商業が発達しているのかは分かりませんが、収入に応じて相応の暮らしが出来るところだとは感じました。

 また、シンガポールには沢山の日本食レストランがあり、吉野家やココイチの様なおなじみのチェーン店から、一風堂のような有名ラーメン店までよりどりみどりです。
 また、明治屋のような日本スーパーから、日本の本を売る古本屋まであるので、何でもそろいます。
  香港ほどあちこちにあるわけではありませんが、便利なことには変わりないです。ただし、これらの日本製品はどちらかと「贅沢な暮らし」に分類されるところですので、どれくらい使用するかはそれぞれの金銭状況と価値観にゆだねられますが。

 また、生活をするに当たっての言語ですが、現地の人が話すのは英語であり、街中で使う言語も英語で問題ありません。ただし、前述したとおりシングリッシュという訛りのある英語なので、聞き取りが厳しい場合があります。また、向こうも英語ネイティブなので、日本訛りの英語を聞き取って貰えない場合があり、発音も聞き取りも慣れが必要です。

 シンガポールに英語学校は沢山あり、就業後通っている人も多いので、自信がない人はチャレンジするといいと思います。また、英語以外に北京語を話す人が非常に多く、北京語学校も非常にたくさんあります。北京語はこれからの世界で非常に役に立つ言語ですので、シンガポールに在住するのであれば、このチャンスに学んでおきたいなーと思いました。(とりあえず、思っただけ)

 また、シンガポールの街を歩いていると、あちこちに罰金が書いてある看板があることに気づきます。ここから先「たばこを吸ったら、$1000」「飲食したら、$500」「ドリアン持ち込んだら、Priceless」などといった看板がいたる所にあるのです。
 駅に行けば「スケートボードするな」「寝るな」、エスカレーターに行けば「カートを乗せるな」「車いすで乗るな」などなど、言われなくてもわかっとるわい!という注意書きだらけです。街中でガムを捨てたら大罰金で、コンビニでガムが売っていない国なんてココくらいのものでしょう。

 それ以外にも面白い法律があります。シンガポールのビルは、マリナ・ベイ・サンズを筆頭に面白い形をしているものが多いのですが、そのビルの形法律で「同じものを立ててはいけない」ということが決まっているのです。そんなことを決められても…と思うのですが、確かにシンガポールのビルを見ていると同じ形に見えても、地味にちょっとへこんでたりして面白いです。

 また、移民に関する法律も厳しいです。
「我々は、真ん中から上のレベルの労働者が働き、根を下ろすことは推奨しています」と大統領が公言するような国なので、日本人の様な給料が高く、教育水準が高い人たちが働き、根を下ろすことは推奨されています。しかし、途上国の低賃金の人たちに関しては、根を下ろさないように法律が定められています。滞在期間は二年。家族は呼んではならず、女性は半年に一度妊娠検査をさせられ、発覚すれば強制帰国です。

 それって、人権的にどうなの…と思うところですが、実際に行われているようです。
 もちろん、ルールが厳格に適用されているのはいい面もあり、特に事業を立ち上げている人は、シンガポールのフェアな国家運営が魅力でここに本社を作っていることが多いです。
 ルールを厳格に適用しているからこそ不正がなくなる。不正をさせないためにルールが厳しくなる。

 多分、世界でも稀なくらいルールがきちんとして、国民がコントロールされている国、シンガポール。好き嫌いが分かれるところだとは思いますが、こんな背景を考えながら街を歩いたり就活をしたりすると、また違ったものが見えるかもしれません。
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ジャカルタ就職活動その2 ジャカルタではホントにセレブな暮らしができるのか

 2012-02-17
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 ジャカルタでは、日系を含む外資系企業の多くは最新鋭の高層ビルにオフィスを構えています。この高層ビルから街を眺めると、ジャカルタの街の構造が一目瞭然です。

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 広大に広がるボロい赤茶色の屋根の平屋建ての街の中に、突発的にそびえる高層ビルと大規模商業施設。低所得の地元民が大量に住む街に、外国資本で六本木ヒルズの巨大版がどかんどかんと出来ていて混じり合っていない街。
 
 この大規模商業施設は主に大通り沿いに出来ているため、普通にジャカルタの街を車で走っているとものすごく発展した都市に見えるのですが、
 
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 少し奥の路地に入っていくと、あっというまに庶民的な街に変わっていきます。
 
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 これは、バンコクでも北京でもそうなのですが、本当の中心地のすぐそこでもこんな様子なのはジャカルタだけで、こんなところでも発展途上の入り口なんだなと言うことが分かります。
 
 多くの日本人(駐在員も現地採用も)は、この「高層ビル」側に住んでいます。
 次回紹介しますが、とにかく交通が不便なので、会社の側に住むことが多いのですが、大体の相場は
 
 ワンルーム:300000ルピアから500000ルピア
 2LDK:500000ルピアから1000000ルピア
 くらいです。
 
 あまり治安のいい国ではないので、24時間警備員がいるようなしっかりとセキュリティが着いた高層マンションがこんな値段なのですから、かなり安いといっていいでしょう。
 中流以上の現地人が住むようなワンルームマンションやシェアハウス(バストイレ付きのワンルームに共同のリビングなどが付いている家)なら1万円から2万円で住むことも出来ます。
 
 この時点で、ワンルームであれば、14万円の給料から家賃分が引かれて10万円以上残る事が分かります。
 さて、物価はどうなっているでしょう?
 
 例えば、ジャカルタで500mlのコーラの値段はコンビニで7700ルピア(65円)です。スーパーで米を買えば5kgで600円以下。カップ麺は26円。その他多くのモノが軒並み日本の半額を大幅に下回る価格で売っています。つまり、現地のスーパーでモノを買って生活している分には日本の倍以上のモノが買える。つまり、家賃を除いた可処分所得は20万円分以上になるということです。
 少なくとも、同じ日本の新卒よりはリッチな生活が送れそうです。
 
 ただし、落とし穴はあります。
 香港、深セン、シンガポールにはいずれも、ジャスコや明治屋のような日本スーパーがありました。ここジャカルタにも数軒あるのですが、これがやたら高いのです。
 納豆が1パック90円くらいしたり、カレー粉が一箱400円以上したりと、日本より高い価格で売っているのがほとんどです。また、日本の本も高く、紀伊國屋で香港やシンガポールは定価の1.4倍くらいなのですが、ジャカルタでは定価の1.7倍くらいします。
 
 最近増えているとはいえ、ジャカルタの日本人人口はまだまだ1万人程度。「知り合いの知り合い」くらいまでたどればおおかた全員に繋がってしまうくらいの小さな村なので、当然需要も大きくない。だから、輸入するコストも高くなりそれが価格に反映されるのです。
 
 また、もう一つ言えるのが酒が高いということです。
 インドネシアはイスラムの国なので、国民のほとんどは酒を飲みません。税金の基本は「取れるところから取る」ですから、自国民が飲まない酒に高い税金をかけるのは当然の流れ。輸入関税は300%という日本の米(700%)ほどではないにせよクレイジーな税率。1000円のいいちこを輸入すると3000円の税金が上乗せされ、4000円になってしまいます。
 
 従って、街のレストランで食事をするとめちゃくちゃ安いのですが、酒を飲むとお勘定が跳ね上がります。酒飲みには辛い国かもしれません。
 
 と、いうわけで、ジャカルタで生活するに際して言えることは、現地人が買うような物を買って生活すればセレブな生活が出来る。しかし、日本的生活をしようと思うとコストが跳ね上がり生活が苦しくなるということです。
 つまり、豊かな生活をするためには、いかに現地の生活とアジャストすることが出来るかがキーとなるわけです。「空気を読む」という言葉の反対の意味も併せ持つ「セレブ」という言葉とは明らか異なる能力なのですが、これを身につければ豊かな生活が出来るわけです。
 
 前回、ジャカルタに求められる人材像が「若くてやる気がある」だと言いましたが、こういうところも原因の一つかもしれませんね。
 
 
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はてなブックマーク→ このエントリーをはてなブックマークに追加 2012-02-17 | 10.ジャカルタ就職活動 | トラックバック:(0)件 | コメント:(2)件

ジャカルタ就職活動その3 世界最凶悪の道路事情とジャカルタの街並み

 2012-02-21
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世界三大渋滞と言われている都市があります。
 タイ・バンコク、メキシコ・メキシコシティ、インドネシア・ジャカルタ
 私はこの全ての都市に行ったことがあるのですが、ジャカルタがダントツで最凶悪でした。
 
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 なにせ、片道5車線あるメイン道路が1日12時間くらい渋滞している。しかも、渋滞ピークの時はマジで歩いた方が早いくらいちっとも動かないのです。渋滞を見込んで路上で肉まんとか売ってるし、
 
 政府が渋滞緩和のために「この時間帯・この地帯は3人以上乗ってないと通っちゃだめ」というルールを作ってるのですが、その地帯の入り口には「1時間85円で一緒に乗ってあげますよ」という人が沢山並んでおり、人海戦術でルールが無効化されています。
 
 この渋滞の原因は、いろいろあって、既に車やバイクの面積の方が道路の面積よりも大きいという根本的な問題から、世界中で渋滞の元となってるロータリー式交差点、ボロいバスがあちこちのバス停に不規則に停止しながらよたよた走る、などいろいろあるのですが、一番やっかいなのが地下鉄的なモノがないことです。
 
 地下鉄やモノレールなど、公共の交通機関がある場合は、旅行者はその交通機関の駅の側に宿をとり、目的地(大概は駅から歩いて行けるところにある)までそれを使えばいいのですから、渋滞は関係ありません。バンコクやメキシコシティの渋滞もスゴイのですが、コレが理由で本格的に巻き込まれたことがないので、もりぞおさん的には全然問題ありません。
 じゃあ、ジャカルタに地下鉄はないのかというと、ありません。
 この前までモノレールの工事が着工されていたのですが「金がない」という理由で途中で無期限で工事が停止したらしいです。酷い。
 また、東京で言うと東海道線的な、ベッドタウンからの中距離通勤電車があるのですが、東海道線ですら比べものにならないくらいの乗車率で大変なことになっています。どれくらい大変かというと、じゃかるた新聞に「屋根の上に人が乗って危ないので、線路に鉄球を吊して防止している」という記事が載るくらい。
 
 こんなクレイジーな交通事情のジャカルタで生活するとなると、渋滞は避けられないようです。「ジャカルタ人は車の中で年を取る」という格言があるくらいであり、一カ所のオフィスで仕事をする職ならともかく、あちこちを回らなくてはならない営業職などは大変です。車の中をオフィスとして仕事ができる人や、勉強に使える自由時間だとオーディオブックで勉強ができるような人でないと、ストレスで胃を壊すと思います。あと、車酔いする人は無理ですね。。
 
また、就職活動で色んな会社を回るとなると、タクシーの使用が必須です。しかし、これがまたやっかいなことに、タクシーの運転手の多くが英語を喋れない上に、初等教育も怪しいため地図が読めません。正直、はじめてジャカルタに行った人は、人材会社のオフィスに行くことすら困難かもしれません。まあ、ある程度土地勘が付いてくれば結構簡単なんですけど。。最初の頃は、住所とオフィスビルの名前をメモに書いて見せて、怪訝な顔をしない運転手を根気よく探すことがポイントかもしれません。

 で、一般のインドネシア人はどうしているかというと、一応メインの道路にはトランスジャカルタという大規模なバス交通システムがあります。このトランスジャカルタは、道路の中央に駅があり、他の車が通れない専用のバスレーンを走っており渋滞知らずです。
 
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 5分に一本以上のペースで来るし、お値段も3500ルピア(30円程度)と激安。これなら地下鉄いらねえんじゃねえかと一瞬思うのですが、やはり所詮バスはバスであり、何車両も連結している電車とは輸送できる人の数が段違いであり、なんやかやで不便です。
 とはいえ、就職活動で訪れるような会社や人材会社は、このトランスジャカルタ1号線沿いにあることがほとんどなので、就職活動の際のホテルはこれの駅から近いところにとることをお勧めします。
 
 日本人向けのスーパーや飲み屋が建ち並ぶブロックM
 
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 最新のオフィスビルが建ち並び、日系企業が次々と入っているプラザスナヤン
 
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 西武デパートや紀伊國屋、無印良品や各種日本料理屋をはじめとした便利なテナントが入った巨大デパート群、プラザインドネシア一帯
 
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 などなど、日本的、先進国的な生活をするのに欠かせないスポットは全てこの1号線沿いにあるので、実際に住むことになった際も、この路線にはお世話になると思います。
 
 また、多くの工場はジャカルタ市街ではなく、そこから離れた工業団地と呼ばれるところにあります。
 私は、市内から1時間程度離れたところにあるある工業団地に行ったのですが、こんな感じでのんびりとした広い土地に、各種工場や、
 
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 銀行などが入った商業施設があります。
 
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 工場勤務の人は、このような工業団地に住んだり、毎日車で1時間程度かけてジャカルタ市内から通勤したりしているようです。
 まあ、この工業団地にも、小洒落た日本料理屋があったり、ゴルフ練習場があったりと、それなりに楽しく暮らせるような施設は整ってるので住めば都みたいですけど。
 
 こんな風に、ジャカルタはかなり住める/住めないがハッキリする都市であると思います。交通事情だけでなく、イスラム教の国なので朝5時にコーランが流れるし、治安もよくないので夜の一人歩きは危険です。
 インドネシア就職を考えている人は、もし仮に電話面接などだけで、現地に行くことなく就職できちゃうことがあったとしても、必ず事前に足を運んで、何日か生活してみて、自分がこの土地になじめるかを確認してから行くべきであると思います。
 香港やシンガポール、バンコクは10人いたら8人くらいなじめると思うのですが、ジャカルタはかなりハードルが高いです。
 それ故に、他国と比べて若い人にもチャンスがあるわけですので、その特性をよく考えて就職の選択肢に入れるといいと思います。
 
 ちなみに、ジャカルタ市内でもゴルフ場は近くに沢山あるし、インドネシアは飛行機が異常に安く、片道3000円くらいでバリ島やメナドなどのリゾートに行けるので、楽しいことも沢山ありますよ。
 
 
 
 
 
 
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はてなブックマーク→ このエントリーをはてなブックマークに追加 2012-02-21 | 10.ジャカルタ就職活動 | トラックバック:(0)件 | コメント:(0)件

ジャカルタ就職活動番外編 ジャカルタ周辺の工業団地で労働者のデモに巻き込まれた

 2012-02-25
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今回の就職活動の最終日、もりぞおさんは友人にジャカルタ周辺の工業団地に連れて行って貰いました。前日から「明日は、なんかデモあるみたいだから、もしかしたら中止になるかも」と言われてたのですが、デモの中心地はジャカルタから2時間くらい離れたところなので、多分大丈夫であろうということでとりあえず、出発。

行きの高速道路の上で遠くの工業団地でデモが始まったとのニュースを聞き、近くの工業団地だけ行って昼のイスラム教のお祈りの時間を見計らって帰ることが決定しました。

今回のデモの経緯はこんな感じです。
1.ジャカルタ周辺のブカシ市の市長が「最低賃金を3割上げる!」という法案にサインした
2.経営者組合が「そんな無茶苦茶な法案通すなんてけしからん!」と裁判所に提訴した
3.裁判所が「経営者の言い分が正しい!」と法案の取消を命じた
4.その判決を聞いて労働組合が「裁判所と経営者組合なめんな!」とデモを起こす

このブカシ市が遠くだったので、まあ、この辺まで飛び火することはないだろう(なにせ、ブカシ市以外の労働者にはこの最低賃金引き上げは何も影響しない)ということで甘く見ていたのですが。。。

10時過ぎについて1時間半ほど滞在して、外に出てみると、あらたいへん。

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明らかに異常な量の原チャリが道を占拠しており、不穏な空気が流れています。

「やべえ。これは速く帰らないと・・」ということで、急いで高速道路の入り口に向かったのですが、既に高速道路はデモの拡大を防ぐために封鎖されています。

「やってもうた。。ほとんどの日本企業はもう既に仕事なしで社員を帰宅させたらしい」

 まあ、高速道路に入れないんじゃどうしようもないので、しばらく近所の小洒落た日本料理屋でランチタイム。カツカレー食って、オレンジジュース飲んで、iPhone使ってtwetterで実況しながら実況したりしながら時間を潰してたのですが、どうも収まる気配が見えないので、外に出てみることにしました。
 
 わー!工場占拠されてるー!
 
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 従業員追い出されてるー!
 
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 工場的にみると、かなり大変なことになっているということが分かります。
しかし、参加している人々の様子を見ると、別に暴れるわけでもなく、投石や火炎瓶もなく、ただみんなダラダラとだべってたり原チャリで走ってたりするだけです。
 
 デモの様子を一生懸命デジカメで撮ってる人や
 
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 楽しそうに週末の予定について話をしている人たち
 
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 など、緊迫感のないデモです。
 
 と、いうのも、このデモ、所詮労組の一部の煽り屋が主導しているモノであり、一般従業員はあんまり気にしてないみたいなんです。(この辺の工場の従業員には関係のない話だし)
 ただ、デモに参加してないと、あとから嫌がらせされたりするので、仕方なく参加しているとか。(まあ、仕事サボれてラッキーかもしれませんが)
 
 とはいえ、なんかのきっかけで暴動とか起こっても困るので、仕方がなく、高速道路を通らないで帰ることにしました。スマートフォンでGoogle Map見ながら「この村を突っ切れば帰れそうだ!」というのを発見して、そちらに向かいます。
 しかし、その村がまたハードでした。
 
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 道路が舗装されていないのはもちろんですが、完全にオフロード。
 こんな道通れるのは、オフロードカーか牛ぐらいだろ!って道を2時間くらい走り続けることに。。ジャカルタ1時間も行かないところ、工業団地のすぐ側にこんなところがあるのがインドネシアの現実です。
 
 実際、今回みたいに賃上げが頻発するのも、こういう村の存在が関わってきています。
 日本人的に考えると、人口が2.4億人もいて多くの人が貧困層なので工場の労働力となる人材は山ほどいるわけで、賃上げなんていらんだろと思うのですが、こういう村の人たちの多くは最終学歴が小学校だったりするのです。
 
 読み書きができないのはもちろん、インドネシア語が喋れるかも微妙。さすがに、工場労働者として使うにも難しいレベルの人たちなのです。従って、貴重な存在である高校卒業以上の教育を受けている人は既に奪い合いになっており、強気の労働者が賃上げを要求したり、今回のようにデモを起こしたりしているわけです。
 
 元々賃金が安いことが原動力となって工場が次々に建てられているインドネシアですが、そのメリットは少しずつ崩れているのです。
 とはいえ、それですぐにインドネシアの産業が衰退するかというとそんなことはありません。こういう村に住んでいる人の中で、高校卒業した人が比較的高い賃金を得るようになれば、その金で工業製品を買うようになります。実際にこんな村の小さな売店でも携帯電話は売っています。
 
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 それ故に、2.4億人のこの国の市場規模はこれから大きく発展していくことは確実であり、この国で商売をすることのメリットは増大するばかりです。
 さらに、そうして豊かになった人たちは自分の子どもの教育にも投資するので、次世代の教育水準は上がります。つまり、優秀な労働者が増えてきて、工場で作れるモノのレベルが上がっていくのです。
 実際この現象は、中国やタイでは既に起こっており、一部工場の行員のレベルは日本の工場に遜色のないレベルになっています。
 
 安い労働力を求めて外資による工場ができ、その工場で働いた金で労働者がモノを買い、その需要を満たすため外資・国内の企業がさらに投資をし、さらに沢山稼いだ人たちが子どもに投資をし優秀な人材を育て、その人材を使って企業がさらに高度なモノを作る工場を作る
 
 こんな、スパイラルが起こっているのが発展途上国であり、そのスパイラルのスタートラインにいるのがインドネシアなのです。
 そして、今回3割の賃上げを要求していると言っても、現在の最低賃金は月給1万円。日本の賃金の1/20程度です。
 まだまだ大きな隔たりがあるのが現実であり、このインドネシア人と日本人の格差が是正されるにはまだまだ時間がかかりそうです。きっとその均衡点は、インドネシア人の賃金が10倍になり、日本の賃金が1/2になる、月給10万円ってとこなんじゃないかと思うわけです。
 
 その頃には、この村に舗装道路が引かれていることはもちろん、モノレールの駅ができて、駅の側にはショッピングモールが出来ちゃったりして、こんな露天ではなく家電量販店でiPhoneを買っているかもしれません。
 
 インドネシア就職の魅力は、そんな変化をリアルタイムで見ることができること。場合によってはその変化の一端を担えることだと思います。日々豊かになっていく人々は、便利になっていく街を見ながら生活するという感覚。その高揚感の中に身を置く快感。
 インドネシア就職は、物質的な豊かさよりも、そんな精神的な満足感がプライスレスな価値なのではないかと思う訳です。
 
 ちなみに、我々は2時間かけてこの村のオフロードを乗り越え、その後地獄渋滞に3時間ほど巻き込まれて5時間くらいかけてジャカルタ市街に帰りました。マジではやくモノレール作ってくれ。インドネシア政府、ホント、しっかりしろ!
 
 なお、デモの結果、経営者組合は提訴を取り下げて、最低賃金はめでたく3割上がったそうです。


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Author:もりぞお / 森山たつを


海外就職研究家という変な肩書きを名乗ってます。
 本を書いたり、海外就職に関するセミナーやったり、BBT大学の講師勤めたり、毎日エデュケーションの連載やったりしてます。
あと、J-Cast会社ウォッチで連載してます。
「アジア海外就職」という選択肢

 外資系企業に7年+日系大企業に2年勤めた後、突如会社を辞めてビジネスクラスで1年間世界一周旅行に出る。
 その後、2年間日本で働いた後、またも突如会社を辞めて、現在アジアでの日本人就職について研究・発表を生業にしている。

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 ちなみに、この似顔絵は「海猿」「ブラックジャックによろしく」でおなじみ、漫画家の佐藤秀峰さんに描いて頂きました。

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