クアラルンプールもやっぱり大都会であり、ここで働く人たちはキャリアアップに勤しんでいます。なので、庶民の足であるバスにもこんな広告が…。

そんなクアラルンプールには非常に多くの日本企業があります。そして、中心となるが製造業です。
この製造業では営業、エンジニアが求められている場合が多いです。
営業は、他国と同様、現地の日系企業を中心にローカル企業、外資系企業などを含めてルートセールスを行い、製品(部品)を販売する仕事です。
なお、マレーシア企業にもこの様なポジションの募集があるのですが、日系企業と比べてビザがおりにくい傾向があります。
また、マレーシアの営業のポジションに関して特徴的なのが、日本人女性の募集が多いことです。これは、工場の意思決定者の多くが工場の日本人の男性であることが多く、(自分が長年やってきた)工場関係のことをある程度の知識を持った上で聞いてくれる女性が来てくれることが嬉しく、打ち解けやすいからだと推測されます。
これは、私が外資系企業で製造業の営業をやっていたときも同じで、製造業の女性営業は成果の出やすいポジションでありました。
実際、マレーシアでも成果を出している女性が多いようで、求人票にも「女性のみ」と書かれたものが多くありました。営業としてのキャリアを積みたい女性にはチャンスかもしれません。
ちなみに、私は「とりあえず、応募してみますか-」と応募して、書類で落とされました。
また、製造業のエンジニアは、当然日本での経験が必要で、その技術によって求人件数は変わってきます。現役のエンジニアはもちろんですが、マレーシア人スタッフに技術指導を行い、教育できるシニア人材の募集も多くあります。
製造業以外には、物流や商社の求人が多く、これがメーカーと併せて約6割。
この辺の人たちの一般的な初任給は 3500-6000リンギット(9.5-16.2万円)です。で、管理職になってくると、6000-12000リンギット(16.2-27万円)くらいからスタートになります。
それ以外には、ITや飲食、旅行などのサービス業、金融やコールセンターなどの仕事があります。
ITや金融は外資系も多く、選考は厳しいですが、給料は高い傾向があります。
コールセンターに関しては、他の業種と一線を画しており、大卒資格がない人や語学力のない人、新卒の人にも門戸は開かれています。ただ、給料も、3000-5000リンギット(8.1-13.5万円)と安く、入社後のキャリアアップは難しそうです。
語学に関しては、圧倒的に英語力が求められます。
国の政策として、英語教育に力を入れているので、多くのマレーシア人が英語を話せます。ただし、そのレベルは高くない場合も多く、「あまり流ちょうなアメリカンイングリッシュで話すと、先方が聞き取れなくて困る場合があるので注意して下さい」といわれることもありました。また、現地で働いている人は、「英語学習で苦労している人が多いから、日本人の下手な英語でも一生懸命聞き取ろうと努力してくれる」と言っていました。
英語以外の語学で評価されるのがマレー語と、北京語です。
工場などで現地スタッフと話をするのに必要なのはマレー語なのですが、現地スタッフでもマネージャレベルの人は中国人が多いです。そこで、彼らと円滑なコミュニケーションをとるために、中国語が役に立つわけです。
また、クアラルンプール独自の要件で、「要自動車免許証」というのがあります。前述の通り工場などのエリアでは鉄道があてにならないため、会社から車が支給されることが多いのですが、ジャカルタとは違って運転手はついてこないことが多いです。
通勤でしたらタクシーとかでも何とかなりますが、営業などになってくると、自分で運転できることが必須になってきます。
これも、求人によって要件は変わってきますので、面接の際に確認しておくことをお勧めします。
ビザに関しては、基本的に大卒で過去の経歴がこれからのポジションにフィットしていれば問題なくおります。ただし、採用する会社の過去の実績などにも大きく左右されますので油断は禁物です。(マレーシア企業の方がおりにくい傾向があるそうです)
また、新卒や大学卒業の資格がない人は、基本コールセンター以外はおりないようです。
そんな感じで、なんやかやで他の国よりはやや厳しめなのですが、それなりに需要はあるというのがマレーシアの実態。
じゃ、クアラルンプールの住み心地はどーなのよ?ってかんじで、次回に続きます。